富士フイルムが防振に対応する16-55mm F2.8の特許を出願中です。

embodiment1: XF FUJINON 16-55mm F2.8 OIS
特許文献の説明・自己解釈
- 特許公開番号 2016-109719
- 公開日 2016.6.20
- 出願日 2014.12.2
- 実施例1
- 焦点距離 f=16.492 31.059 53.436
- Bf 22.000
- FNo. 2.88 2.74 2.89
- 画角 2ω 87.0 48.6 28.8
- レンズ構成 12群17枚
- 非球面 6面3枚
- ED 2枚
- 正負正負正の5群ズーム
- 防振 (第3群の一部)
- インナーフォーカス (第4群)

左から順に、球面収差、非点収差、歪曲。
富士フイルムの特許申請は防振に対応する16-55mm F2.8の光学系ですが、発売されたのは防振ではない16-55mm F2.8でしたね。 防振対応にするとレンズが肥大化するので、敢えて防振ではない設計にしたとのことです。 その甲斐あってか、XF FUJINON 16-55mm F2.8 R LM WRは評判の良いレンズですね。
しかし防振ではないことに躊躇する方は多いでしょう。 光学性能を追求するとレンズが肥大化してしまうので、ソニーやオリンパスのように、望遠系はDual ISで、標準系はボディ内手振れ補正とするのが良いのかもしれませんね。