オリンパスが5.2-64.3mm F2.8の特許を出願中です。 1/1.7"の撮像素子に対応する換算24-300mm F2.8相当のズームレンズです。 STYLUS1の後継機が楽しみになってきましたね。

embodiment: i.Zuiko 5.2-64.3mm f/2.8 (1/1.7")

左から順に球面収差、非点収差、歪曲、倍率色収差。
特許文献の説明・自己解釈
- 特許公開番号 2014-178478
- 公開日 2014.9.25
- 出願日 2013.3.14
- 実施例4
- 焦点距離 f=5.23-18.12-62.92mm
- Fno. 2.85
- 画角 2ω=82.88-27.25-8.08°
- BF 5.97-4.76-2.03mm
- 全長 76.95-73.14-79.43mm
- 正負正負正の5群ズーム
- インナーフォーカス(第4群)もしくはリアフォーカス(第5群)
- 防振 (第3群)
Olympus STYLUS1
オリンパス STYLUS1に搭載されているレンズは6.0-64.3mm F2.8で換算28-300mm F2.8相当になります。 同時期から今に至るまで登場したカメラやレンズはRX10の換算24-200mm F2.8(1")や、FZ200の換算25-600mm F2.8(1/2.3")、 そしてタムロン16-300mm F3.5-6.3等があり、換算28mmスタートの新製品もありますが、広角側が換算28mmから換算24mm前後へとシフトしている傾向が見えますね。
オリンパスの特許申請は換算24-300mm F2.8相当のズームレンズです。
特許申請では手ぶれ補正機構にも言及しており、オリンパスのSTYLUS1やSP-100EE等は、CMOSシフト式手ぶれ補正ではなく、レンズシフト式手ぶれ補正機構を採用しています。 オリンパスがM4/3の超望遠レンズ群にどのような手ぶれ補正機構を採用するのか注目したい所ですね。