キヤノンがダイナミックレンジを拡大する特許を出願中です。 透過率の高い画素と低い画素を設けたことで実現するようです。

特許文献の説明・自己解釈
- 特許公開番号 2014-175553
- 公開日 2014.9.22
- 出願日 2013.3.11
- キヤノンの特許
- 光電変換部の上にポリシリコンによる光減衰膜が配置
- 光減衰膜はその厚さに応じて光の透過率が異なり、厚さは画素によって異なる
- 透過率の小さい画素は、開口面積も小さい
- RGBいずれかのカラーフィルタ
- 透過率はR < G < B
キヤノンの特許
画素によって感度が異なること自体は、様々なメーカーが特許申請中で、珍しいものではありません。 特許を回避する為に、感度を異ならせる方法について、様々な特許申請がされるでしょう。 例えばあるメーカーは透過率の異なるNDフィルタの特許を申請中です。
ではキヤノンの特許申請は何が違うのかというと、フィルタとフォトダイオードの間にポリシリコンによる光減衰膜を設けたようです。
多くのメーカーが、画素の感度を異ならせる技術に興味を持っているようなので製品化が期待されますね。