キヤノンが星の軌跡を残さない天体撮影のプログラムの特許を出願中です。
年末年始は更新頻度が下がるかもしれません。

特許文献の説明・自己解釈
- 特許公開番号 2014-179863
- 公開日 2014.9.25
- 出願日 2013.3.15
- キヤノンの特許
- 低感度、適正露出でテスト撮影する
- 時間を置いて、同じ設定でテスト撮影する
- 2枚のテスト画像の差分から星の移動を検出し、また移動幅から適正露光時間を算出する
- 星以外の被写体に適正な露出で本番撮影
- 星に適正な露出で本番撮影
- 2枚の本番画像を合成して最終出力画像を得る
キヤノンの特許
天体写真、夜景写真には好みがあります。 星の軌跡を写したい方もいれば、そうでない方もいます。 キヤノンの特許申請は後者に向けたものです。
バルブ撮影で星野写真を得ると星の軌跡が写り、赤道儀を使って撮影すると山やビル等の風景がブレてしまいます。 キヤノンの特許申請は時間差のある2枚の画像から星を検出し、画処理によって、星も山やビル等の風景もピタリと止まった画像を得るものです。
特許申請本来の目的ではないですが、人工衛星や飛行機、移動する車のライト等に向けたらどうなるのか、試してみたいものですね。