ソニーがマイクロレンズの形状を工夫して画素の遮光を不要とし高感度に強くした像面位相差AFの特許を出願中です。

瞳分割を行う為の、画素半分の遮光が不要
特許文献の説明・自己解釈
- 特許公開番号 2015-153975
- 公開日 2015.8.24
- 出願日 2014.2.18
- ソニーの特許
- マイクロレンズが2つ以上の画素に跨って形成されている
- 第1画素は焦点検出用
- 第2画素は撮像用
- 第1画素から見たマイクロレンズは傾斜している
- マイクロレンズの光軸は第2画素内にある
一眼レフに負けない低照度AF
ミラーレスの像面位相差AF画素の半分を遮光するので、高感度に弱くなってしまうことが欠点ですね。 低照度ではコントラストAFに切り替えるメーカーもあるので、他にも理由はあるでしょうけど、高感度が苦手であることは本当でしょう。
ソニーの特許申請は、マイクロレンズの形状を工夫することで、画素の遮光を行わなくても瞳分割と同等の機能が可能になり、画素が遮光されていないので高感度に弱くならないというものです。
最近の一眼レフはEVがマイナスになる低照度でも位相差AFを使えることをアピールしています。 ミラーレスの像面位相差AFはそのような低照度では実用的ではなくなってしまうのですが、いずれ一眼レフと同等の低照度AFを実現するようになるのかもしれませんね。